株式会社を設立する
株式会社は、株主が出資をすることによって成立する会社形態です。
所有と経営が分離されており、会社の所有者は株主ですが、会社経営・業務執行は株主総会で選任された取締役(代表取締役)が行います。
個人で事業を始めたとき、または法人を設立したときに必要な届出については「個人で事業を始めたときと、法人を設立したときに必要な届出」をご参照下さい。
株式会社設立の必要書類
株式会社を設立する際には、公証役場での定款の認証と、法務局での登記申請という大きく分けて2種類になります。
公証役場での定款認証の際に必要なもの | 定款(3部)・発起人全員の印鑑証明書・認証手数料と謄本代・印紙税・委任状 |
法務局での設立登記申請の際に必要なもの | 登記申請書・登記用紙と同一の用紙(OCR申請用紙)・登録免許税納付用台紙・代表取締役の印鑑証明書・払込証明書・印鑑届出書・ |
株式会社設立の流れ
株式会社設立の手続きを自分でする場合の比較
株式会社設立の手続きを自分でした場合の費用と、司法書士に頼んだ場合の費用とを比較しました。
内訳 | 当事務所で手続きをする場合 | 自分で手続きをする場合 |
定款収入印紙代 | 0円 | 40,000円 |
定款認証手数料 | 50,000円 | 50,000円 |
定款謄本代 | 2,000円 | 2,000円 |
登録免許税 | 150,000円 | 150,000円 |
会社謄本(3通) | 1,500円 | 1,500円 |
印鑑証明書(1通) | 450円 | 450円 |
司法書士費用 | 120,000円 | – |
消費税 | 9,600円 | – |
合計 | 333,550円 | 243,950円 |
株式会社設立の費用
株式会社の設立費用は120,000円(司法書士費用)になります。合同会社の設立費用は98,000円(司法書士費用)になります。
※定款認証代行手数料、会社設立登記手数料など、会社設立に関する司法書士手数料が含まれています。
(公証役場の定款認証費用、登録免許税等の実費は別途必要になります)
※上記は税抜き価格です。消費税分と実費は別途精算させていただきます。
仙台市の企業数
中小企業庁では、平成30年6月28日に総務省と経済産業省が公表した、「平成28年経済センサス-活動調査」のデータを分析し、中小企業・小規模事業者数の集計作業をとりまとめました。宮城野区では中小企業数4,675、中小企業のうち小規模数3,691、大企業数28となっております。(2016年6月時点)
仙台市各区の企業数
中小企業 | 中小のうち小規模 | 大企業 | 合計 | |
宮城県仙台市青葉区 | 9,691 | 7,786 | 49 | 9,740 |
宮城県仙台市宮城野区 | 4,675 | 3,691 | 28 | 4,703 |
宮城県仙台市若林区 | 3,829 | 2,999 | 13 | 3,842 |
宮城県仙台市太白区 | 3,549 | 3,007 | 7 | 3,556 |
宮城県仙台市泉区 | 3,964 | 3,345 | 8 | 3,972 |
株式会社のメリット
株式会社のメリットは、何と言っても認知度が高く、対外的な信用が得られやすい点が長所です。
なお、株式会社の資本金については、1円以上から可能となっています。
株式会社のデメリット
株式会社のデメリットは、他の会社形態と比べて、会社設立コストやランニングコストが高めになるという短所があります。
(役員の任期は、最大で10年まで延長できます)